札幌ドームは21日に株主総会を開き、昨年度の最終的な損益が、当初想定の2倍以上となる
6億5100万円の赤字と報告しました。
その原因と今後の展望について、まとめていこうと思います。
一番の原因は北海道日本ハムファイターズの本拠地移転が原因と考えられる。
そして「新モード」の不調。これらについて詳しく説明していきます、
北海道日本ハムファイターズの本拠地移転
経済的な問題
球団がスタジアムを使用する際の賃料が高額
球団がスタジアムを使用する際の賃料が高額賃料負担の増大は球団経営にとって重要な課題でした。 札幌ドームを使用
するためのコストが年々上昇し、球団の収益性に悪影響を及ぼすようになったのです。
新しいスタジアムへの移転は、経済的な観点から見ても、球団にとってより持続可能な選択と言えるでしょう。
球団が希望する日程での試合開催が困難
球団のホームゲームだけでなく、コンサートや他のイベントにも使用されていました。
これにより、球団が希望する日程での試合開催が困難になることがしばしばありました。
また、高額な賃貸料はチケット売上やグッズ販売などの収益に大きな影響を与えていました。
これらのことを踏まえ、日本ハム側は札幌市に値下げの要請をしたが、札幌市側は値下げに応じることはなかった。
期待されていた「新モード」でのコンサート
ドームを支えてきた日本ハムが移転した。“日本ハムなき”今後の収益の柱として期待されていたのが
「新モード」でのコンサート開催だった。約10億円をかけて導入しました。
札幌ドームの新モードは、札幌ドームを暗幕で仕切って、従来よりも小さな規模のイベントに対応できるようにするものです。
具体的には、以下の点が従来モードと異なっています。
収容規模
- 新モード:約2万人
- 従来モード:約4万人
利用用途
- 新モード:音楽ライブ、展示会、講演会など
- 従来モード:プロ野球、サッカー、Jリーグなど
その他
- 新モードでは、音響や照明などの設備を、イベントに合わせて自由にレイアウトすることができます。
- 新モードの導入により、札幌ドームは年間を通して様々なイベントを開催することが可能になり、収益の拡大が期待されています。
新モードのメリット
- イベントの規模に合わせた会場を貸し出すことができるため、小規模なイベントでも開催しやすくなります。
- 音響や照明などの設備を自由にレイアウトすることができるため、様々な演出が可能になります。
- 札幌ドームを年間を通して有効活用することができるため、収益の拡大が期待できます。
新モードのデメリット
- 従来モードに比べて収容規模が小さいため、収益が減少する可能性があります。
- 音響や照明などの設備を自由にレイアウトできるため、イベントによっては追加の費用が必要になる場合があります。
- 新モードはまだ導入されたばかりであり、イベントの開催実績が少ないため、利用者から敬遠される可能性があります。
今後の展望
札幌ドームの新モードは、まだ導入されたばかりであり、今後どのように活用されていくのか注目されます。今後、様々なイベントが開催され、実績が積み重なることで、札幌ドームの新たな収益源として定着していくことが期待されます。
まとめ
《札幌ドームと新施設の一体運営》 札幌ドーム周辺に、新たな大型施設の建設が予定されています。
3年後にオープンする“アクセスサッポロ”の後続施設や、札幌ドームの敷地内に新たな
“月寒体育館” が建設されることになっています。
札幌市の秋元市長は、20日の会見で、札幌ドームとこれら施設の運営団体を一本化するなどして、
イベント誘致の営業力を強化したいとの考えを示しています。
赤字の金額で有名となった札幌ドームですが、今後の展開に期待しましょう。
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